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セイント・メアリーズ大学と大学間交流協定を締結



砂糖かえでの木を記念植樹するエスター人文学部長(右)と牟田学長

平成17年4月15日に、本学はノバ・スコシア州立セイント・メアリーズ大学(カナダ・ハリファクス市 学長 J.Colin Dodds)と大学間協定を締結し、学生交流と、国際共同研究プロジェクト「リベレーティド・ラーニング・プロジェクトLiberated Learning Project」(以下LLP)への参加を開始しました。



セイント・メアリーズ大学は、1802年設立のカナダ有数の歴史を持ち、経営学部等学生数は8,560名の大学です。同学は障害のある学生への支援にも定評があり、1998年にセイント・メアリーズ大学で発足したLLPは、音声認識技術活用による教育支援を世界に先駆けて導入した研究プロジェクトで、現在,カナダ、豪州、米国、英国にまたがる国際コンソーシアムへと発展しています。LLPの授業では、教員の話した内容が自動的に,音声認識ソフトによりテキスト化され、スクリーンにリアルタイム字幕として映し出され,同時に授業映像や授業中に使用されたPCプレゼンテーションも同期した字幕付き教材が作成され,インターネットによる配信も行うことができます。



このような教育支援は、聴覚に障害のある学生や筆記が困難な学生にとって効果的であるだけでなく、語学力に不安のある留学生や学習障害のある学生にとっても効果的です。



広島大学は、平成16年度に、これまで培われた障害学生支援を基礎とし更なる充実を求めて申請した、「高等教育のユニバーサルデザイン化」が、文部科学省から「特色ある大学教育支援プログラム」採択されました。その一環として、バリアのない授業の推進に積極的に取り組んでおり、平成17年度後期から英語で行われる講義にLLP導入を開始します。平成18年度以降,世界で初めてとなる日本語版LLPの開発を進めます。



またLLP参加協定とともに入学料・授業料不徴収条項を含む学生交流に関する付属文書が結ばれたことにより、短期留学プログラムによる人材交流が可能となり、両校における国際的人材育成の連携強化も期待されます。



なお、調印式には、セイント・メアリーズ大学からエスター・エンズ人文学部長、デニス・ルクレア国際部長が出席されました。



【お問い合わせ先】

 広島大学国際部国際協力グループ 

 TEL 082−424−6041


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