11月19日(木)、広島大学先進機能物質研究センターなどの主催による 「平成21年度第2回(第8回)水素エネルギー利用開発研究会」で、
電気自動車「デロリアン」の展示・試乗会を行いました。
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電気自動車「デロリアン」 |
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東広島キャンパスの中央図書館前からサタケメモリアルホール前までを試乗 |
電気自動車「デロリアン」開発プロジェクトは、藤井智康さん(日本EV(※)クラブ広島支部代表)が 立ち上げたもので、本学先進機能物質研究センター小島研究室(TEL 082-424-5744)が協力 しています。
「デロリアン」は、元々は通常のエンジン自動車でしたが、バッテリーに充電した電気によって動く電気自動車に改良。
将来は、さらに改良を加え、水素エネルギーを利用して、水素を電気に変えながら走行できるように しようと計画しています。
そのためにも、車の中に水素を貯蔵する仕組みが搭載されていることが必要です。
そこで、非金属系水素貯蔵材料の研究に取り組んでいる小島研究室が、重要な役割を担います。
現在の技術では、気体の水素を圧縮したり、液体にするなどの貯蔵方法が試みられていますが、 貯蔵する装置が大きく重く安全性も十分でないという課題があります。
通常の車と同じように走行させるためにも、よりコンパクトでより軽くより安全な材料・装置の開発が 望まれます。
小島研究室は、日本EVクラブ広島支部と連携して、それを「デロリアン」で実現しようと試みています。
水素で走る、環境に優しい夢のデロリアンの完成が待ち望まれます。
(※)・・・EV(electric vehicle):電気自動車
【この記事に関する問い合わせ先】
広島大学広報グループ
TEL 082-424-6017
○小島研究室のホームページ
http://home.hiroshima-u.ac.jp/hydrogen/