2025年4月16日、今年度第1回となる「世界に羽ばたく。教養の力」を実施しました。元外務省主任分析官で現在は作家としてご活躍されている佐藤優氏が講演を行い、総合科学部・文学部・経済学部の新入生約490人が聴講しました。

講演では、ご自身の学生時代、外務省での経験を踏まえ、これから社会に出て仕事をするうえで数学の知識や語学力、簿記など、幅広い知識を身に付けることが大切であることを伝えました。また、多くの友人と議論する機会をたくさん設けること、人からの信頼を得ることの大切さにも言及し、大学では「総合知」を身に付け、世界で活躍する人物になってほしいと学生にメッセージを送りました。

学生からは、「多くの知識や経験を得るには、人との対話が必須になってくると思うので、積極的に様々な人の話を聞いたり、体験したいと思った」「今回の講演を通して物事を、様々な知識を集約させて重層的かつ多面的にとらえることの重要性を感じた」などの声が寄せられました。

講演後、越智学長に代わり、鈴木理事・副学長(教育・平和担当)が佐藤氏に「特別招聘教授」の称号記を贈呈しました。