【お問い合わせ先】
広島大学 教育推進グループ (教養教育担当)
E-mail:gsyugaku-group*office.hiroshima-u.ac.jp(*は半角@に置き換えてください)
2026年5月15日、今年度第7回となる「世界に羽ばたく。教養の力」を実施しました。今回は、人間文化研究機構国際日本文化研究センター教授の磯田道史氏が講演を行い、法学部・医学部・歯学部・薬学部の新入生約550人が聴講しました。
講演では、AIの登場は人類史上の大きな転換点であり、農業革命や産業革命のように社会を大きく変える可能性があると解説されました。AIは計算力や読解力、論理的思考力といった明確なルールに基づく問題解決では人間を上回る一方、「どうすれば人を幸せにできるか」といった正解のない課題には弱いため、技術者には倫理観や価値判断力といった教養が求められると指摘されました。また、磯田氏は体験の重要性を強調し、多様な経験が分野にとらわれない発想力を育むと説かれました。自身のキャリアを振り返る場面では、歴史のジオラマ化や展示監修などを通じた新たな価値創造の例を示されました。
さらに学生に対し、「自分の研究がすぐに役に立たなかったとしても自信を持って続けてほしい」とエールを贈られました。そしてこれからの社会では、知識の量だけでなく、自分で問いを立てて考える力がより重要になるため、日常の経験や人との関わりを通じて主体的に学ぶ姿勢を身につけることが大切だと締めくくられました。
講演後、学生からは「AI時代に淘汰されるのではなく、自ら新しい価値を生み出していく必要があるのだと分かった」「多角的な視点で物事を捉える教養こそが、困難な状況を打破する武器になると確信した」「人間にしかできない「考える力」や「人との関わり」の重要性が印象に残った」といった感想が寄せられました。
講演後、越智学長より磯田氏へ「特別招聘教授」の称号記を贈呈しました。
磯田氏の講演を聴く学生達
磯田氏に「特別招聘教授」の称号記を贈呈

Home
