栄養サポートチーム(NST)
NST(Nutrition Support Team)とは?
患者の栄養(nutririon)について、患者本人や医療従事者を支援(support)する、多職種からなるチーム(team)です。
医師、看護師、管理栄養士、薬剤師、検査技師、歯科衛生士、言語聴覚士などの各専門スタッフがそれぞれの知識や技術を出し合い最良の方法で栄養サポートするチームのことです。
栄養サポートチームメンバー
メンバー | 人数(人) |
---|---|
栄養サポートチーム室長 | 1 |
栄養サポートチーム副室長(専任医師兼務) | 1 |
専任医師 | 6 |
専任歯科医師 | 1 |
専任看護師 | 4 |
専任薬剤師 | 5 |
専従管理栄養士 | 2 |
その他の構成メンバー
病棟看護師、病棟薬剤師、管理栄養士、臨床検査技師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、歯科衛生士など
活動状況
年間回診患者数及び加算算定患者人数
年度 | 加算算定件数 |
---|---|
2018年度 | 986 |
2019年度 | 1051 |
2020年度 | 935 |
2021年度 | 718 |
カンファレンス
回診
回診
MCU(Metabolic Care Unit)
病院NSTの傘下に、慢性肝疾患、糖尿病、肥満などの栄養・運動療法に特化したチームとして2013年3月設立。
メンバーは、医師(消化器内科、外科、糖尿病内科)、薬剤師、理学療法士、看護師、管理栄養士。
肝疾患患者の
- 食事栄養設定
- 栄養指導・運動療法
- 糖尿病精査(CGMなど)と対策。必要症例は糖尿病科に紹介。
- 性脳症、腹水、こむら返り対策など合併症対策
- 処方の見直し
サルコぺニア対策
- Inbodyによる体組成測定
- 栄養指導、運動療法、BCAA
糖尿病患者のエコー(脂肪肝)
- 糖尿病科からの紹介。必要症例は肝生検
減手術前後の栄養管理
- 肥満・糖尿病に対するBariatric and Metabolic surgeryを導入
その術前、術後対策へ介入
生体肝移植ドナーのダイエット
- 移植までにドナーの脂肪肝や肥満を改善
多職種カンファレンス風景
MCUチームメンバー
2013年1月初期メンバーで設立
肝硬変をはじめとした慢性肝疾患患者や肝細胞がん患者には、肥満や糖尿病を合併する患者が増えており、内分泌・糖尿病科や消化器外科、リハビリテーション科との連携も必要。
→病院NSTの中に、慢性肝疾患、糖尿病、肥満などの栄養・運動療法に特化したチームとして2013年3月設立。
多職種カンファレンス風景
心不全センター
平成24年1月に、入院棟5階リハビリ室内に開設。患者さんの心臓病の再発や重症化予防を目的に様々な活動をしています。
主治医と連携しながら様々職種(医師【循環器内科、心臓血管外科、リハビリテーション科、精神科】、歯科医師、看護師、理学療法士、作業療法士、管理栄養士、薬剤師、臨床検査技師、患者支援センターのメディカルソーシャルワーカー(MSW))が、入院中や退院後の療養生活を安心して送っていただけるよう、サポートしています。
心不全センターチーム
- 心臓病の再発や重症化の予防を目的に活動している。
- 主治医と協調しながら様々な職種が、入院中や退院後の療養生活を安心しておくっていただけるよう支援している。
特定集中治療室での早期栄養介入管理加算
「ICUにおける早期の経腸栄養による栄養管理に係る評価」(2020年度4月診療報酬改定)
患者の早期離床、在宅復帰を推進する観点から、特定集中治療において、早期に経腸栄等の栄養管理を実施した場合について、早期栄養介入管理加算を新設。
救命センター朝カンファレンス
<参加者>救急集中治療科教授、救急集中治療科医師、整形外科医師、看護師、薬剤師、理学療法士、ME、管理栄養士
<時間>平日朝8:15頃から9:00頃まで
- 救急搬送症例を全例読み上げ
- 新患の救急外来接触時のバイタルや現状の問題点など共有すべき内容
- 夜間の急変症例の検討
- 整形外科手術の予定や内容
ICU・救命センター回診
<参加者>2チームに分かれて救急集中治療科医師、担当看護師、薬剤師、理学療法士、管理栄養士
<時間>平日朝9:00頃から10:00頃まで
- 具体的な現在の問題点を検討
- 鎮静剤、薬剤、栄養の内容検討し、その場で変更決まればカルテ記載
- 今日やることリスト作成
- 一般病棟転棟や転院調整などの日程の確認