国際医療支援部

 広島大学病院では、以前より各診療科において多くの外国人患者の診療を行っていました。
2020年5月、外国人患者受入れ体制を病院全体で整備する必要があるとの病院長の方針のもと、国際医療支援部が開設されました。
また、広島大学の第4期中期目標・中期計画で、国際貢献の窓口となる「インターナショナルメディカルハウス」構想も示されました。

 国際医療支援部の役割は、外国人が安心、安全に当院での医療サービスを受けることができるよう、さらに、医療現場のスタッフの負担軽減が図られるよう、当院の外国人患者の受入れ体制を整備、充実させることです。
院内体制として、・各診療科/各部門の外国人患者窓口担当者との連携、・医療現場で必要な多言語文書の作成、・外国人患者受入れマニュアルの作成、・医療通訳派遣調整、・翻訳医療通訳機の管理、・病院職員研修、・外国人患者のデータ管理、・海外からの問合せ対応、・医療渡航支援企業との連携など、さまざまな体制整備、充実に努めています。
今後も、在留資格を持つ外国人患者をはじめ、日本国籍を持たない医療渡航者や訪日外国人の方々が、安心して当院の医療サービスを受けていただけるよう努めていきたいと思っています。

 広島大学病院はインドネシアとの医療連携を積極的に進めており、2022年4月にインドネシア医療関連共同研究講座を設置、2023年3月には民間病院グループとMOU(覚書)を結び、具体的な協力を加速させています。
 さらに、エジプト・日本パートナーシップ事業におけるエジプト人医師の研修受入れをはじめとする、多くの海外医療機関からの医師、看護師、その他の医療従事者の研修受入れも積極的に行っています。

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