広島大学病院が広島県「てんかん診療拠点機関」に指定されました

広島大学病院は2015年11月20日、広島県知事から、広島県における「てんかん診療拠点機関」に指定され、同日広島大学霞キャンパスで記者説明会を行いました。

本指定は厚生労働省のてんかんの地域診療連携体制の整備事業(※)に広島県が応募・採択されたことに基づくもので、今後本院のてんかんセンターを中心として、医師、広島県(健康福祉局医療介護人材課、教育委員会、保健所)、患者さんなどで構成される「てんかん治療医療連携協議会」を立ち上げ、県民や医療関係者への啓発活動や県内てんかん診療ネットワークの確立を目指すものです。

記者説明会の中で、平川病院長は「患者さんに正しいてんかん情報を伝えるとともに、医療関係者には正しい情報をもとに診療ネットワークを構築したい」と述べました。飯田てんかんセンター長は「てんかん診療ネットワークの確立、二次診療の質のレベルアップならびにてんかん教育を行っていきたい」と抱負を語りました。

今回の指定を機に、本院は県内のてんかん診療における地域連携体制モデルの確立を行うための体制整備に努めてまいります。

(※)てんかんの地域診療連携体制の整備事業【平成27年度厚生労働省新規事業】
てんかんの治療を専門的に行っている医療機関を「てんかん診療拠点機関」として指定し、関係機関との連携・調整等を実施することで、てんかんについてのより専門的な知見を集積するとともに支援体制モデルの確立を目指す。

お問い合わせ先

広島大学病院てんかんセンター
TEL:082-257-1719


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