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「持ち運べるiPad蛍光顕微鏡」 ~現場でのアスベスト検査に応用~



広島大学スマートバイオセンシング融合研究拠点の基礎技術をもとに、広島大学発ベンチャー企業である有限会社シリコンバイオと株式会社オプトサイエンスが協力し、「持ち運べるiPad蛍光顕微鏡」を開発しました(図1)。

これにより、現場で分析ができるだけでなく、離れた場所にある分析室からエキスパートによる手助けや指南が可能となります。

【ポイント】

●持ち運べるiPad蛍光顕微鏡」により、現場でアスベストを検出することが可能

●iPadの通信機能を使い、現場から離れた分析室から手助けや指南が可能







            図1 持ち運べるiPad蛍光顕微鏡

広島大学では、アスベスト結合タンパク質を利用したアスベスト検出方法を開発し、アスベストの問題に貢献してきました。

本蛍光顕微鏡は、青色LEDを励起光とし、励起フィルター、ダイクロイックミラー、蛍光フィルターで構成され、Apple 社のiPadのカメラに接続しています。0.7μmの分解能で解析でき、十分にアスベストを検出することができます。それに加えて、取得した画像は iPadの通信機能により、離れた分析室で画像をリアルタイムで観察することができます。



本成果は、2015年10月21日から函館で開催される日本労働衛生工学会で展示します。

また、2015年10月26日から開催される日本生物工学会のシンポジウム「安全な水・大気・土壌環境づくりのための環境バイオセンシングと実用化に向け ての取り組み、New emerging biosensing technology in water, atmosphere, and soil environment: Heading towards implementation」でも発表します。

【お問い合わせ先】

広島大学 大学院先端物質科学研究科 教授

広島大学スマートバイオセンシング融合研究拠点リーダー

黒田 章夫(くろだ あきお)

Tel:082-424-7758 Fax:082-424-7047

E-mail:akuroda*hiroshima-u.ac.jp(*は半角@に置き換えてください)


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