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元南方特別留学生ペンギラン・ユソフ氏(本学名誉博士)ご逝去



元南方特別留学生ペンギラン・ユソフ氏(本学名誉博士)が2016年4月11日にブルネイのご自宅にてご逝去されました。享年満94歳でした。



ユソフ氏は、1944年に当時の国費留学生制度であった南方特別留学生として来日し、1945年4月に広島大学の前身の広島文理科大学に進学しました。同年8月6日に広島市内で被爆され九死に一生を得ましたが、広島での勉学を断念せざるを得ませんでした。



2013年4月には、ユソフ氏の日本とブルネイとの友好関係の強化、平和活動への推進等に対する功績に対して広島大学から名誉博士号を授与しました。



ユソフ氏のご逝去を悼み、謹んで哀悼の意を表しますとともに心からご冥福をお祈り申し上げます。

ペンギラン・ユソフ氏

◆越智光夫学長のコメント

被爆した元南方特別留学生で唯一ご存命だったペンギラン・ユソフ先生のご訃報に接し、心から哀悼の意を表します。ユソフ先生は被爆されながら奇跡的に難を逃れ、傷ついた広島市民の救助に尽力されました。またブルネイに帰国後は首相や駐日大使などの要職を歴任される傍ら、自らの被爆体験を多くの人々に伝えるなど、平和活動の推進にも貢献されました。本学は先生のご遺志をしっかりと受け継ぎ、「平和を希求する国際的教養人」の育成に取り組んでまいります。

(参考記事)

ペンギラン・ユソフ氏への名誉博士号授与(2013年4月)

被ばくした元南方特別留学生への名誉博士号授与について(2012年12月)



【問い合わせ先】

広島大学国際室国際交流グループ

TEL: 082-424-6042


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