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全国Town & Gown構想推進協議会設立記念「スマート社会産官学民協働まちづくりフォーラム」を開催しました

10月28日(土)、29日(日)の2日間、広島大学東広島キャンパスにおいて、全国Town & Gown構想推進協議会設立記念「スマート社会産官学民協働まちづくりフォーラム」を開催しました。

10月28日は、全国Town & Gown構想推進協議会の設立趣意書署名式と第1回総会を開催し、協議会を設立したのち、「スマート社会産官学民協働まちづくりフォーラム」を開催しました。

■10月28日、「全国Town & Gown構想推進協議会」を設立しました
https://www.hiroshima-u.ac.jp/news/79917

■全国Town & Gown構想推進協議会
https://www.hiroshima-u.ac.jp/iagcc/ccc/ntg

10月28日(土)の様子

この日は、越智広島大学長、高垣東広島市長、新原呉市長、服部島根大学長、仁科愛媛大学長、土居今治副市長、米山立命館アジア太平洋大学副学長、淺野立命館アジア太平洋大学副学長など、全国Town & Gown構想推進協議会の会員となった大学、自治体の代表者など、約100人が参加しました。

開会にあたり、全国Town & Gown構想推進協議会の会長に就任した広島大学の越智学長は、このフォーラムを通して日本を地域から元気にしていく仲間作りにつなげていきたいとの思いを語り、地方創生の実践者の知恵と経験と課題の共有を進めて欲しいとの期待を述べました。

挨拶をする越智学長

フォーラムでは、最初に、広島大学においてTown & Gown 構想の推進を担当している金子理事・副学長から、東広島市と一緒にTown & Gown構想を築いてきた様子、東広島市内の大学や呉市への横展開が始まっている現在の状況などについて紹介がありました。

金子理事・副学長の講演

続いて、一般社団法人スマートシティ・インスティテュートの南雲専務理事から「日本に求められる新たな産官学連携のあり方」をテーマに講演があり、都市のリニューアルのような大規模なプロジェクトには、産学官民が連携するためのガバナンスが必要であり、まさにTown & Gown構想はその仕組みを担えるのではないか、また、地方からイノベーションを生み出すには、人・知識の密度が高い大学と、行政や企業などの多様な組織が結びつくことが必要であることから、Town & Gown構想とそれに取り組む自治体、大学のこれからに期待すると述べられました。

南雲専務理事のご講演の様子

文部科学省産業連携・地域振興課拠点形成・地域振興室の廣野室長からは、「産学官連携施策の展開と大学発イノベーションへの期待」をテーマに講演があり、文部科学省のこれまでの産学官連携の施策や、オープンイノベーションへの期待度や、「大学」「企業等」「社会」の三方よしの考えがポイントであるとの講演がありました。

廣野室長のご講演の様子

28日の最後は、「DXが創るまちづくりの新たなベクトル ~デジタルコミュニケーションによる地域活性化事例『三重広域連携モデル』のご紹介~」とのテーマで、大日本印刷株式会社モビリティ事業部新事業開発部の椎名部長から、デジタル田園都市国家構想事業で取り組む「美村(びそん)」ブランド化の活動を紹介いただきました。

椎名部長のご講演の様子

10月29日(日)の様子

2日目は、全国から事例発表20件、ポスター発表5件に加えて、スペシャルセッションを2件行い、約70人が参加しました。

スペシャルセッションの1件目は、スマートシティのトップランナーである会津若松市から、佐々木企画政策部企画調整課スマートシティ推進室総務主幹にお越しいただき、「「スマートシティ会津若松」の取組とビジョン」を講演いただきました。

佐々木主幹のご講演の様子

2件目は、毎年100人以上人口減少している町で、7年ぶりの「人口増」を実現した、話題の町長、山形県西川町の菅野町長による「デジタル×地域課題解決×関係人口づくり」を講演いただきました。

菅野町長のご講演の様子

29日は、発表者の皆様のおかげで、全国の産学官民で取り組むまちづくりを知ることができる、大変貴重な機会となりました。
また、スマートシティに向けた取組の事例発表が多い中、発表者からはDX化には「人と人のつながり」や「理解と信頼」が重要とのコメントが多く聞かれたことが印象に残るフォーラムとなりました。

お問い合わせ先

広島大学Town & Gown Office
メールアドレス tgo-admin@office.hiroshima-u.ac.jp ※@を半角に変更してください


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