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「平和学長会議-アフリカ・チャプター」を開催。アフリカの有力大学の学長らと世界平和に向けた大学の役割を議論

2024年11月25日、「広島大学アフリカデー:平和学長会議-アフリカ・チャプター」が、東千田キャンパスSENDA LABにて開催されました。この会議には、2024年8月6日に開催した「平和学長会議」で採択された「平和学長宣言」の趣旨に賛同いただいたパンアフリカン大学の学長、トレムセン大学の学長など、アフリカの大学関係者ら約20名が参加しました。

多数の地元メディアが駆けつけるなか、越智学長の挨拶で会議は開会。越智学長は挨拶の中で、「今、我々大学が果たすべき役割は非常に重要。異なるバックグラウンドを持つ世界中の学生が、国際交流を通じて共に学び議論することで、多様な文化や価値観を超えて、世界全体の平和の実現が可能になると信じています。ぜひ、アフリカを含む世界の若者や学生に、広島を訪れていただき、原爆の実相を目の当たりにして、それぞれが平和や持続可能性について考え、アクションを起こす機会を提供していきたい」と力強く決意を述べました。

パンアフリカン大学ジャン・クリジャーチ学長の挨拶

続いて、参加者を代表して、パンアフリカン大学のJean Koulidiati (ジャン・クリジャーチ)学長が、「今回の広島大学との協定の締結により、広島に学生を派遣し学ぶ機会を提供することで、平和でインクルーシブな社会の実現への貢献や、持続可能な発展を促進するための大きな一歩となることを期待している」と今後の具体的なアクションや連携拡大への意欲を述べられました。

その後の会議では、各大学の学長らが各キャンパスの特徴や、平和とサステナビリティに関する取組等を紹介し、アフリカの大学と広島大学の間における将来の連携拡大について意見交換を実施しました。

会議の終盤では、「平和学長宣言-アフリカン・チャプター」が、越智学長によって読み上げられ、全会一致で宣言が採択されると、会場からは大きな拍手が沸き起こり、各大学の学長・関係者らは、固い握手で更なる連携を約束しました。

会議の様子

越智学長による宣言文読み上げ

同日午後には、広島大学の2つのキャンパスの視察も行われました。

東広島キャンパスでは、放射光科学研究所を見学後、本学で学ぶアフリカ出身の留学生30名とアフリカの大学長らによる懇談が行われました。

その後、一行は、霞キャンパスに移動し、ハイブリッド型血管造影装置(IVR)などの最新の放射線診断装置の視察を行いました。関係者からは、「最先端の研究施設や高いレベルの教育は、アフリカの大学に所属する研究者や学生にとって非常に魅力的である。留学生自身の声を聞くことができ、とても有意義だった」というコメントをいただきました。

東広島キャンパスにて

アフリカからの留学生との懇談会

懇談会参加者と

霞キャンパスの視察

平和学長会議-アフリカン・チャプター 参加大学

・広島大学
・パンアフリカン大学アルジェリアキャンパス(PAUWES:水・エネルギー科学)
・パンアフリカン大学ケニアキャンパス(PAUSTI:基礎科学・工学・イノベーション)
・パンアフリカン大学カメルーンキャンパス(PAUGHSS:ガバナンス・人文科学・社会科学)
・パンアフリカン大学ナイジェリアキャンパス(PAULESI:生命地球科学)
・トレムセン大学(アルジェリア)

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【お問い合わせ先】

広島大学グローバル化戦略グループ

E-mail: kokusai-group*office.hiroshima-u.ac.jp (*は半角@に置き換えてください)


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