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本学学生が「2024年度キャンパスベンチャーグランプリ全国大会」でグランプリを受賞しました

写真中央 片桐さん
(提供:日刊工業新聞社・CVG事務局)

 2月25日、「2024年度キャンパスベンチャーグランプリ全国大会」のグランプリ(経済産業大臣賞・ビジネス大賞)に総合科学部2年の片桐 萌絵(かたぎり もえ)さんが選ばれました。全国大会での本学学生の大賞受賞は、2019年度、北村 拓也(きたむら たくや)さん(当時:工学研究科博士課程後期2年)(現:学術・社会連携室産学連携推進部スタートアップ推進部門・特任助教)以来の6年ぶりです。

 グランプリを受賞した片桐さんは、日本の伝統的な民俗芸能を持続的に次世代へ受け継いでいくための『民俗芸能専門コンサルティング』を提案しました。民俗芸能専門コンサルタントとして、担い手不足などの各地域の民俗芸能が抱えるさまざまな課題を解決するため、SNSの活用などで観覧者数や関係人口の増加を目指す「参加者増加プログラム」と、「担い手公募プログラム」を提案。片桐さんの経験をもとに民俗芸能に関わる人々の拡大と支援により、地方創生の実現を目指します。(注1)

 片桐さんは、「応募に当たり、たくさんの皆さまにご指導や応援をいただきました。自分の事業がワクワクに溢れ、少しずつですが、日々前進できているのは、いつも応援してくださる皆さまのおかげです。この受賞はゴールではなく、新しいスタートです。引き続き自分の実現したい世界観や想いを大切にしながら挑戦していきたいと思っています」と喜びを語りました。

 キャンパスベンチャーグランプリ(CVG)は、 対象地域の大学院、大学、高等専門学校、短期大学、専門学校に在籍する学生を対象にビジネスプランを募り、審査、表彰する事業で、“学生起業家の登竜門”として知られています。現在、全国8地域(北海道、東北、東京、中部、大阪、中国、四国、九州)で展開され、各地域大会で最優秀賞を獲得した1または2組が全国大会に進出できます。

 全国大会の表彰式は、2月25日に大阪(大阪産業創造館)にて行われました。

 先立って行われた「2024年度キャンパスベンチャーグランプリ中国大会」の表彰式は、1月22日に広島市内(リーガロイヤルホテル広島)で行われ、片桐さんが最優秀賞を受賞し、全国大会へ進出しました。同大会にて、泉川 知子(いずみかわ ともこ)さん(広島大学大学院医系科学研究科)が特別賞を受賞しています。

 

(注1)
発表テーマ:「民俗芸能の運営・参加システムのリデザイン~サステナブルな民俗芸能を実現するために~」
【民俗芸能専門コンサルティング】
 民俗芸能専門コンサルタントとして各地域の民俗芸能が抱えるさまざまな課題を解決するため、自身の経験をもとに民俗芸能関係者の伴走支援や協議会などでの助言・サポート、組織の改革により、民俗芸能を通じた地方創生の実現を目指す。
①参加者増加プログラム
 広告・告知、SNS代⾏、インバウンド対応等による民俗芸能の広報活動を通じて、観覧者数や関係人口の増加を目指す。
②担い手公募プログラム
 祭りの担い手を一般公募し、参加者は祭り当日に担い手として祭りに参加できるシステムを構築する。参加者は参加費を払い、祭り参加を通じた特別な地域体験を得る。保存団体は担い手不足を解消しながら収益を得ることができる。

【お問い合わせ先】

広島大学 広報室

koho*office.hiroshima-u.ac.jp (*は半角@に置き換えてください)


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