E-mail: koho*office.hiroshima-u.ac.jp (注: *は半角@に置き換えてください)
本日、霞キャンパス内において不発弾のようなものが発見され、警察や関係機関による迅速かつ適切な対応が行われております。現在も安全確保のため、関係機関のご尽力により慎重な調査と処理が進められております。まず何よりも、危険を伴う作業にあたってくださっている専門機関の皆さまに、心から敬意と感謝を申し上げます。皆さまのおかげで、私たちは安心して日常を取り戻すことができます。
今回の出来事は、広島がかつて経験した戦争の爪痕を今なお私たちが背負っていることを、改めて実感させるものです。しかし同時に、私たちはこの現実に向き合い、平和の尊さをより深く胸に刻み、これからの未来に活かす使命を持っていると強く認識いたしました。
広島大学は、被爆地・広島に立地する大学として、平和の象徴であり、未来への希望を発信する存在であり続けます。どんな困難や過去の傷跡があろうとも、私たちはその歴史を誇りを持って継承し、平和の価値を世界に向けて発信し続けます。
いま一度、広島大学は平和を追求し、社会とともに前進していくことをここに宣言いたします。未来を恐れるのではなく、過去から学び、より良い未来を創る――それこそが、広島大学が果たすべき責任であり、誇りです。
2025年5月13日
広島大学 学長 越智光夫
【お問い合わせ先】
広島大学 広報グループ