寄附講座教授 光嶋 勲 (Koshima, Isao)
経歴
1976年、鳥取大学医学部卒業。東京大学形成外科にて、顕微鏡下微小血管吻合術を学び血管付き神経移植で学位取得。神経筋再生やリンパ管平滑筋細胞の超微解析、超微小外科手技を用いたリンパ管吻合、直径0.3mmの栄薑血管(穿通枝)吻合で生着させる各種組織移植術を開発実践。1995年、ハーバード大学留学。2000年岡山大学教授、2004年、東京大学教授、を経て2017年4月より現職。1996年より海外ライブ手術(22カ国32施設) 、海外招待講演(300回)をこなし、海外からの手術見学者(約500名)を直接指導している。現在の研究は0.1mm以下の超微小血管吻合(ナノマイクロサージャリー)を用いた生きた細胞移植である興味あるテーマは重症疾患を予防するためにリンパ管、血管、神経の解剖をヒトに有利につくり替える予防的超微小外科学や今後発展するリンパ外科による抗がん免疫外科治療の確立である。
准教授 吉田 周平 (Yoshida, Shuhei)
経歴
1994年長崎大学医学部卒業。長崎大学形成外科及び関連病院にて形成外科一般手技及び顕微鏡下微小血管吻合術を学ぶ。2011年より光嶋教授が指導するリンパ管静脈吻合を学び、年100件以上のリンパ管静脈吻合を実施する傍ら、リンパ管の再生研究にも携わる。学位取得課題は脂肪幹細胞を用いたリンパ管再生。2015年ハーバード大学、オハイオ州立大学留学、2016年4月東京大学形成外科、2017年4月広島大学病院助教、2019年4月より現職。海外ライブ手術も光嶋教授と共に行い、学会発表も積極的にこなす。現在の研究は集合リンパ管の再生臨床応用、リンパ外科による抗がん免疫外科治療の確立である。