市民フォーラム2019

市民フォーラム2019「てんかんを考える~10年の歩み~」

 2019年11月17日(日)広島県医師会館において、市民フォーラムを開催しました。市民フォーラムは2010年に始まり、今年で10回目を迎えました。
 講演は、石川暢恒てんかんセンター副センター長による「小児期に発症するてんかんの特徴」、飯田幸治てんかんセンター長による「難治性てんかんの外科治療~小児から成人まで~」があり、特別企画「てんかんと生きるアスリート」と題して、てんかんを開頭手術により克服し、現在、ジャパンラグビートップリーグの三菱重工相模原ダイナボアーズのキャプテンとしてご活躍中の土佐誠選手にもご講演いただき、ご自身の体験を語っていただきました。
 また、質疑応答では、事前にいただいた質問内容に関して専門の先生方と土佐選手にも加わっていただき、ご回答、ご意見をいただきました。当日は患者や家族約300人の参加がありました。

 

*土佐誠選手のご紹介*
1986年生まれ山口県新南陽市(現:周南市)出身。中学校までは野球部に所属。尾道高校(広島県)のラグビー部創部メンバーとしてラグビーを始め、全国大会出場。関東学院大学に進学、1年生から活躍し大学選手権で優勝。NECに入社後、オックスフォード大学に留学。ケンブリッジ大学との第128回「バーシティ・マッチ」に出場し、英国で文武両道の象徴と言われる「ブルー」の称号を獲得。帰国後、NECグリーンロケッツに入団、副主将を務めジャパンラグビートップリーグ3位の成績。日本A代表の主将としてニュージーランド遠征に参加。2012年てんかんを発症し、2014年開頭手術でてんかんを克服。ニュージーランドのダニーデンでプレーし、国内選手権のオタゴ代表のトレーニングスコッドに選出。オーストラリア、ニューサウスウェールズ州クラブラグビー選手権「シュートシールド」に出場。帰国後、三菱重工相模原ダイナボアーズに入団。主将としてトップリーグ昇格を果たす。

飯田てんかんセンター長(左)と土佐選手(右)

土佐選手(後列中央)と参加者で記念撮影

土佐選手(後列中央)と参加者で記念撮影

土佐選手の講演「てんかんと生きるアスリート」

土佐選手の講演「てんかんと生きるアスリート」

質疑応答

質疑応答


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