地域連携・心臓いきいき推進事業

心臓いきいき推進事業

心不全センターは、「心臓いきいき推進事業」の事務局を担っています。
県内7つの心臓いきいきセンター(広島市立安佐市民病院三次地区医療センター中国労災病院JA尾道総合病院福山市民病院JA広島総合病院東広島医療センター)と協働し、各地域の中核となって心臓リハビリテーションの設備整備により実施体制を整える他、心臓病教室の開催、多職種によるチーム医療の実践を行っております。

心臓いきいき推進事業ロゴマークについて

心臓いきいき推進事業のロゴマークを作成しました。
心臓いきいき推進事業の更なる推進と発展に向けて、当事業の関連施設で活用いただけます。
当マークは商標登録を行っております。用途には規定がございますので、使用を希望される場合は、広島大学病院心不全センターまで、お問い合わせ下さい。

心不全患者在宅支援体制構築事業(平成29年度~令和2年度)

「心臓いきいき在宅支援施設」について

心臓いきいき事業では、これまで、心不全診療の質の向上を目指した体制づくりを行ってきました。平成29年度からは、県内の心不全診療の基盤を地域に広げ、ネットワークの強化を図るために、「心臓いきいき在宅支援施設」の公募・認定を行い、これまでに計395施設を「心臓いきいき在宅支援施設」として認定しました。
(令和6年2月15日(木)時点 382施設)

「心臓いきいき在宅支援施設」の役割
1)地域における包括的心臓リハビリテーションの概念に基づいた医療・介護の提供
2)心不全増悪の早期発見と介入による重症化予防
3)急性期医療を担う医療施設との連携強化

心不全在宅支援体制構築事業イメージ図

「心臓いきいき在宅支援施設」について

平成29年度は広島県全域で、病院16施設、診療所46施設、保険薬局77施設、訪問看護ステーション63施設、地域包括支援センター3施設、居宅介護支援事業所14施設、計219施設を「心臓いきいき在宅支援施設」として認定しました。
平成30年度は広島県全域で、病院17施設、診療所(医科)38施設、診療所(歯科)4施設、保険薬局24施設、訪問看護ステーション15施設、地域包括支援センター6施設、居宅介護支援事業所7施設、計111施設を「心臓いきいき在宅支援施設」として認定しました。
令和2年度は広島県全域で、病院8施設、診療所(医科)24施設、診療所(歯科)1施設、保険薬局13施設、訪問看護ステーション15施設、地域包括支援センター1施設、居宅介護支援事業所3施設、計65施設を「心臓いきいき在宅支援施設」として認定しました。

圏域ごとに「心臓いきいき在宅支援施設」を掲載しております。
ご覧になりたい圏域をクリックしてください。

「心臓いきいき在宅支援施設」の一覧は下からダウンロードできます。

心不全患者包括ケアネットワーク連携支援事業(令和3年度~令和5年度)

「心臓いきいき連携病院」の公募を終了しました。

心臓いきいき推進事業では、心不全診療の質の向上を目指した体制づくりとして、平成23年度から「心不全地域連携サポートチーム体制構築事業」、そして平成29年度からは「心不全患者在宅支援体制構築事業」を展開してまいりました。
広島大学病院心不全センターと7つの心臓いきいきセンター(広島市立安佐市民病院、三次地区医療センター、中国労災病院、JA尾道総合病院、福山市民病院、JA広島総合病院、東広島医療センター)を心臓リハビリテーション実施拠点病院として配置し、382施設に及ぶ心臓いきいき在宅支援施設として認定しました。
そして、令和3年度からは3か年の事業計画として、「心不全患者包括ケアネットワーク連携支援事業」を実施しました。
これは、急性期・回復期を担う入院病床を有する医療機関を「心臓いきいき連携病院」として認定し、全ての病期における心不全患者包括ケアネットワーク体制の完遂を目指す取り組みです。事業により、36施設が「心臓いきいき連携病院」に認定されました。
増加の一途をたどる心不全患者を共に支えあうネットワークを、全国に先駆けて構築していきたいと考えております。
 

「心臓いきいき連携病院」について

心不全診療における急性期治療ののち、その人らしく、望まれる生活維持期への移行を目指し、急性期から回復期における心不全の疾病管理連携基盤を整備することを目的に、「心臓いきいき連携病院」を公募します。

「心臓いきいき連携病院」の役割
1)急性期及び、急性期医療を終えた回復期、あるいは増悪徴候のある維持期から観察期における、
  入院及び外来による包括的心臓リハビリテーションの提供
2)心不全増悪の早期発見と介入による重症化予防及びQOLの向上
3)急性期・回復期・維持期にある各施設との連携

「令和3年度 心臓いきいき連携病院」21施設を認定しました。

令和4年3月16日(水)・23日(水)・30日(水)の計3回、広島大学病院にて認定要綱に定める「心不全対応力向上研修会」を開催しました。
参加者は、事前課題として心不全e-Learning講座を受講し、当日は健康チェックシートを記載して研修会へ参加しました。午前中は、地域心臓いきいきセンターの活動報告を聴講し、午後からは、事例検討、そして、広島大学心不全センターによる多職種カンファレンスの見学を行いました。いずれの会も闊達な意見交換がなされ、そして、数年ぶりの対面研修であったため、あちらこちらで雑談の花も咲きました。
そして、要件を満たす21施設(内5施設は特例措置による認定)を認定し、認定証を発行しました。
広島大学病院心不全センター及び、地域心臓いきいきセンターは、認定された21施設を周知し、実連携を実現してまいります。

「令和4年度 心臓いきいき連携病院」7施設を認定しました。

令和5年3月1日(水)、広島大学病院にて認定要綱に定める「心不全対応力向上研修会」を開催しました。
参加者には、令和3年度同様、事前課題として心不全e-Learning講座を受講していただき、令和4年度も対面による開催としました。令和4年度は、令和3年度心臓いきいき連携病院へ認定された1施設も活動報告に加わり、活発な意見交換がなされました。午後からは事例検討を行い、生活に寄り添った、患者、家族の願いを叶える支援の在り方についてグループワークを行いました。心不全を有する患者の支援の奥深さを語り合った1日となりました。
令和4年度、新たに7施設の認定を加え、全28施設の周知に、広島大学病院心不全センター及び地域心臓いきいきセンターは努め、実連携を実現してまいります。

「令和5年度 心臓いきいき連携病院」8施設を認定しました。

令和6年2月28日(水)、広島大学病院にて認定要綱に定める「心不全対応力向上研修会」を開催しました。
参加者には、これまでの認定と同様に、事前課題として心不全e-Learning講座を受講いただき研修会へ参加いただきました。この度は、連携病院のフォローアップ研修としての参加2施設も加わり、自施設での活動報告をしました。午後からの事例検討では、グループワークにて対象者の病態の理解、社会的支援を含めた支援の在り方について活発な意見交換が行われ、患者理解の奥深さ、医療者として患者のHappyを実現する姿勢の大切さを学び合いました。3年にわたる認定により、心臓いきいき連携病院は36施設となりました。このネットワークが、継続した心不全患者の診療及び支援に多職種協働にて機能するよう、心臓いきいき推進事業では取り組みを続けてまいります。


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