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米国アイダホ大学と半導体グローバル学士プログラムの設置に関する協定を締結しました

2025年6月2日、広島大学と米国アイダホ大学は、半導体分野におけるグローバル人材の育成を目的とした学士プログラム(Microchips Engineering & Security Alliance (MESA))の設置に関する協定を締結しました。

工学分野での米国大学の招致(外国大学等の日本校)は国内初の取組であり、また、半導体分野の人材育成に特化した日米連携による学士プログラムの設置も、国内初の取り組みとなります。

本日の署名式では、ダニエル・アーンスト 米国大使館 広報・文化交流担当公使もご同席いただき、国際的な連携を通じて半導体分野における高度人材を育成する本プログラムについて期待する旨、ご挨拶をいただきました。

また、署名式後に、越智光夫学長とアイダホ大学スコット・グリーン学長が、ダニエル・アーンスト駐日米国大使館広報・文化交流担当公使と共に文部科学省の藤原章夫事務次官を表敬訪問しました。藤原章夫事務次官からは、「この新しい試みが、両国の連携協力及び日本の大学の国際交流の発展に寄与することを大変期待している。文科省としてもできる限りサポートしていきたい」と力強いお言葉を頂きました。

アイダホ大学は、全米の研究大学として最高ランクである「カーネギーR1」の指定を受けた米国有数の総合研究大学です。広島大学とアイダホ大学の交流は、1951年に初代広島大学学長森戸辰男氏が世界中の大学に、本学の再建及び緑化のため寄付を要望し、同大学から、寄付金3ドル、樹木の種子、育林学に関する図書をご寄贈いただいたことまで遡ります。その後、2022年9月に同大学にて原爆関連イベント「Remembering Hiroshima」が開催されたことをきっかけに、数度の相互訪問及び学術交流協定の締結など、本学とアイダホ大学は緊密な関係を築いてきました。 

今回設置するアイダホ大学広島キャンパスでは、アイダホ大学によるMicrochips Engineering& Security Alliance (MESA)が開設され、修了者にはアイダホ大学の学士号(Bachelor of Science Electrical Engineering)が授与されます。本プログラムでは、前半2年間は広島大学、後半2年間はアイダホ大学本校(米国)で学び、授業は4年間を通して全て英語で行われます。また、入学者に対しては、国籍を問わず全ての学生へ授業料の減額を実施します。

現在、アイダホ大学は、同キャンパスについて「外国大学等の日本校」の指定申請中です。今後、国内外から広く学生を募集し、2026年8月以降の本格的な学生の受け入れを目指します。

両大学によるキャンパス共同運営を通じて、人材不足の解消が急務となっているグローバル半導体人材の育成に貢献するとともに、国立大学の国際化のさらなる進展、日米の高等教育分野における連携・協力の促進につなげていきます。

広島大学 越智学長の冒頭挨拶

アイダホ大学 スコット・グリーン学長のご挨拶

米国大使館 ダニエル・アーンスト 広報・文化交流担当公使からのご挨拶

署名の様子

記念撮影

文部科学省 藤原文部科学次官の表敬

米国アイダホ大学と半導体グローバル学士プログラムの設置に関する共同記者会見を実施しました

2025年6月2日、広島大学と米国アイダホ大学は、半導体分野におけるグローバル人材の育成を目的とした学士プログラム(Microchips Engineering & Security Alliance (MESA))の設置に関する協定を締結しました。

【お問い合わせ先】

広島大学国際室国際部グローバル化戦略グループ

E-mail: kokusai-group*office.hiroshima-u.ac.jp
(*は半角@に置き換えた上、送信してください)


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