広島大学教育賞

広島大学では,本学における教育の実践において顕著な成果を挙げたと認められる教員を顕彰することにより,教員の意欲向上並びに教員の教育方法及び教育技術の向上を図り,もってより優れた教育の推進に資することを目的に,平成28年度に「広島大学教育賞」の制度を設けました。

具体的には、次のような活動で顕著な成果があった方々を表彰の対象としています。

(1) 卓越した指導力で教育効果の高い授業を実践した教員
(2) 教育方法の工夫又は改善に取り組み,顕著な教育効果を挙げた教員
(3) 研究指導,課外活動指導その他の学生指導において,顕著な成果を挙げた教員
(4) その他前3項目と同等の成果等により教育賞にふさわしいと認められる教員

令和5年度「広島大学教育賞」被表彰者

※被表彰者氏名順
 

○ 大森 慶太郎 氏(広島大学 学術院 病院 助教)
実写型VRを開発し,治療薬やワクチンがない新型コロナパンデミック下においても,医療系各学部・学科横断的に,効率的且つ有効な教育方法を確立しています。また,従来の講義とVRとの違いを比較する研究を行い,論文を発表し,その有効性も立証しています。開発したVRは,各学部・学科での卒業前教育のみならず,病院職員や地域連携における他院・保健所職員等への教育にも有効に活用されており,感染症治療や予防に大きく貢献されました。


○ 鈴木 卓弥 氏(広島大学 学術院 大学院統合生命科学研究科 教授)
国際交流委員長及びAIMSワーキング座長として国際サマースクールや国際シンポジウム等に取り組み,学生の国際交流,国際共同研究や留学生の増加に貢献されました。また,テーラーメイド型のカリキュラムを実践するほか,英語学習の機会を継続的に提供するグローバルコモンズなど,グローバル化教育を先導し,本学のグローバル人材の育成に貢献されました。


○ 鈴木 裕之 氏(広島大学 学術院 大学院人間社会科学研究科 准教授)
小中高校生の理工系への興味や関心を高めるためのSTEM教育について,オリジナル教材を用いて数多く実践しており,本学の教育力を小学校や地域社会などへ還元しています。また,学内においても,STEM型ものづくり教育の教材開発を通して学生への研究指導を行い,学生の資質能力の向上にも貢献されています。さらに「My Best Teacher」として学生からの推薦も得ています。


up