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3月8日「国際女性デー」をきっかけに、知っておきたい広島大学の教育・研究活動

3月8日は、国際連合が定めた「国際女性デー」です。女性が、平和と安全、開発における役割の拡大、組織やコミュニティーにおける地位向上などによって、どこまでその可能性を広げてきたかを確認すると同時に、今後のさらなる前進に向けて話し合う機会として設けられた記念日です。

また、厚生労働省では、毎年3月1日から3月8日までを「女性の健康週間」と定め、女性の健康づくりを国民運動として展開しています。

そこで、女性に関連した広島大学の教育・研究活動などのニュースを紹介します。

携帯型の乳癌早期検診装置を世界で初めて開発
免疫調節物質Galectin-3が早産の発症に中心的役割を果たすことを解明
文部科学省「ダイバーシティ研究環境実現イニシアティブ(牽引型)」に採択
相田美砂子理事・副学長(大学改革担当)がIUPAC2017女性化学者国際賞を受賞
広島大学出身の女性社長数が、国公立大学中2位にランクイン(東京商工リサーチ調べ)

広島初!高校生に乳がんの知識を伝える出前講座

広島大学病院乳腺外科の医師を中心とする、乳がん専門の女性医師が集まる「広島乳腺女性医師の会」は、広島県内の高等学校で『乳房の発達に伴う症状』や『乳がんの正しい知識』を伝える出前授業をしています。2016年から始まったこの取り組みは、今年8つの高等学校で開催されます。

出前授業の様子 

出前授業の様子

受講生の様子

いま女性の12人に1人が乳がんになるほど身近な病気ですが、正しい知識を学ぶ機会は意外に少ないとのこと。

この活動をけん引する、広島大学病院の乳腺外科医である惠美純子先生は、「乳房の生理的な症状など、本来女性であれば知っておくべきいわば『乳房の取扱説明書』のようなお話しは、聞いたことのないまま過ごしている女性がたくさんいると思います。第二次性徴が遂げられる大切な時期に乳房と乳がんについての正しい知識を身につけていただくことはとても重要です。

講義を聴いてくれた生徒さんの8割が『将来自分も検診を受けたい』『乳房の自己チェックをしたい』と答えてくれています。これまでに約1800人の生徒さん達に講義を聴いていただきましたが、講義後には宿題としてアンケートをお願いし、身近なお母さんやおばあさんなどにも『乳がん検診に行っていますか?』と聞いてもらうことにしていますので、実際はもっと多くの方に私たちの思いが伝わってくれていると期待しています。

乳がんは早く見つかればほとんどの方が治る病気です。講義を聴いてくれた生徒さん達が20年後にちゃんと正しく検診を受けていてくれたら…こんなにうれしいことはありません。」と語っています。

【お問い合わせ先】

広島大学広報グループ
E-mail:koho*office.hiroshima-u.ac.jp(注:*は半角@に置き換えてください)


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