広島大学DX推進基本計画

広島大学における10年後(令和12年頃)の情報環境及びデジタル技術を活用した教育・研究・支援業務等のあり方を見据え,令和3年1月に「広島大学DX推進基本計画 令和2~4年度版」を策定しました。この計画は,データとデジタル技術を活用し,本学の教育・研究や支援事務業務そのものを変革し,大学としての新たな価値を創造することを目指すものです。令和4年度までの実施状況について評価・検証を行い,令和5年4月に「広島大学DX推進基本計画 令和5~7年度版」に改訂しています。
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令和5~7年度のDX推進基本計画

基本方針

 ● 大学運営戦略における位置づけの明確化
 ● 既存人材の研修体制強化とデジタル人材の強化
 ● 集約化・共通化・協働化を目指す
 ● 個人情報保護,情報セキュリティ対策等への対応
 ● オープンスタンダード及びオープンソースソフトウェアの活用

DX推進基本計画期間中(令和5~7年度)に優先して実施する全学的な重要事項

教育・学習コンテンツのデジタル化

 オンライン授業の実施により,様々な学習データが蓄積されています。これらを学習者へ効果的にフィードバックすることや教育方法の改善に利活用するなど,教育改善のために学内外で利活用するため,教育・学習データのデジタルプラットフォームを構築し,全学的な取組みとして利活用を推進します。

 また,3D教材やVR,AI等を活用した教材など,デジタル化の特徴を活かした優れた教育コンテンツを作成します。

研究データ管理

 研究の着実な積み上げと再現性のために研究データを研究過程の段階ごとに適切に保存・管理し,必要に応じて提示することを求められています。また,オープンサイエンス推進のため,他者が生成した研究データを利用することも増えています。

 そこで,本学の全研究者が利用する研究データ管理のためのデジタルプラットフォームをNIIのGakuNin RDMで構築し,活用を推進します。また,学術情報リポジトリのJAIRO Cloudへの移行を進めます。

DX人材の量的拡大と質的強化

 基礎層には公的資格取得を支援するIT基礎知識習得の研修,応用層には「ノーコード・ローコード」による業務課題解決型研修を実施し,DX人材の量的拡大と質的強化をはかります。

学生等の生活や活動を支援すサービスの充実

 TGOアプリを,本学学生をはじめとする東広島市民が日常的に利用する市民サービス連携基盤に発展させる等,デジタルを活用し学生等の生活や活動を支援するサービスの充実を推進します。

運営支援業務の事業継続と高度化

 電子決裁と法人文書のデジタル化,各種申請のオンライン化等を更に進め,フリーアドレスオフィスに対応します。

 また,この計画期間に更新計画を進める業務システムは,処理効率化や高度化を仕様に反映します。

令和2~4年度のDX推進基本計画の実施状況

 令和3年1月に,新たな価値を創造するデジタルトランスフォーメーション(デジタル変革)を推進するため,広島大学DX推進基本計画を策定し,令和4年度までに優先して実施する全学的な重要事項(① 教育・学習データの活用と教育コンテンツのデジタル化,② 研究データ管理,③ 構成員の健康管理のデジタル化,④ 大学IRデータ分析,⑤ 事務業務の事業継続と高度化)に基づき,取組を推進しました。      

DX推進に関連する講演資料等

 

【問い合わせ先】

 広島大学 財務・総務室 情報部 情報化推進グループ

 E-Mail:jyoho-soumu*office.hiroshima-u.ac.jp (*は半角@に置き換えて送信してください。)


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